こんにちは、ごりゅごcastです。
今週は、月に1回のペースでやってくる「ブックカタリストで読んだ本について語る、ごりゅごのターンが回ってくる週」でした。(配信は来週の金曜日)
そして、薙刀式を使い始めてほぼ1ヶ月が経過した時期、というタイミングでもあります。
602.親指シフトよりも「理にかなった」配列らしい「薙刀式」を試した by ごりゅごcast • A podcast on Anchor
薙刀式に関してはまた来週Podcastで話そうと思うので、今回はちょっとブックカタリストという新しいPodcastで学んだ読書のコツというか、最近の自分の読書の方法についてまとめてみたいと思います。
1冊の本を3回「読む」ことで3冊の本を読むより高い効果が得られる
ブックカタリストという読書のPodcastを始めて、なんだかんだと4ヶ月くらい経過しました。
基本のフォーマットは、大体1回1時間で、2週間に1回順番に読んだ本を紹介しあう、というもの。(二人で交代なので月に1冊紹介するペース)
ごりゅごは、人生で全然本を読んでないってわけではないんだけど、少なくとも読書家、と名乗れるほど本を読んでいるとは思わないし、そもそも「人に本を紹介する」というのをこれまでほぼ一度もやったことはない、という程度の人間です。
記憶力だけで本の紹介というものができる気がしないから「本番」の前にはこれでもかというくらいがっつり準備をしています。
このやり方で、練習を含めて5冊本を読んだんですが、個人的な感覚として5冊10冊「普通に」本を読むよりも遥かに高い効果を得られている、という実感があります。
これは、数値化できるものではない、あくまでも「感覚」ベースのものですが、自分でも驚くくらい「すごい効果がある」方法だと思うので、ここでちょっとまとめてみたいと思います。
1回目 ハイライトしながら読む
1回目は、多分「普通」の読み方。
頭から順番に本を読んでいって、気になったところにハイライトをする(電子書籍)というもの。
自分の中の「普通」とあえて違うところを挙げるとすれば、可能な限り「ゆっくり読む」というのを意識してること。
以前は目次なんかはほぼ読み飛ばしてたりしてましたが、目次もできるだけゆっくり全部読んで、あらかじめ本の内容を想像する、ということもするようにしています。
もう1つポイントをあげるとすれば、サクサク読み飛ばしたくなるような本は可能な限り「選ばない」努力をし、それでも失敗した場合には「読まない」という選択をするようになったこと。
「多読」より「精読」を意識するようになった、という感じです。
2回目 読みながら「書く」
2回目は、1回読んだ本をもう1回「読み」ながら、今度は同時に「読んだ内容を書く」ということをしています。
もちろんこれは「全部書く」ということではなくて、読んでて興味深いな、と思ったところだけですが、その際に意識してるのは「コピペしない」ということ。
書いてあるテキストをデータ的な意味で「コピペしない」というだけでなく、書いてある文字を「自分の言葉で言いなおして」書くようにしています。
ちなみに、2回目は全部精読、とかはしてなくて、主にハイライトしたところを中心にその前後を読む感じです。
とはいえ、自分の言葉で書いてある内容をまとめようとするとハイライトしてる場所の前後は必然的に「1回目以上にじっくり読む」ということになることも多いです。(参考文献なども、可能な範囲で読んだり記録したりする)
また、まとめた内容はだいたいすごい長くなる(だいたい毎回1万字くらい)ので、振り返りやすいように見出しもつけるようにしています。
見出しは、大体は「章のタイトル」なことが多いですが、そうではなく特定のテーマなんかがあればそれを使うこともあります。
また、なんらかの「名前」だったり「数字」だったりというのを覚えるのが苦手なので、そういうのも積極的にノートに書いておくようにしています。
こういう名前とか数字とか、昔は「そんなこと必要な時に調べればいい」って思ってたけど、今は「覚えるのはAnkiを使えば簡単だからむしろ覚えればいい。覚えた方がいいこと多い」に意見が変わりました。
3回目 書いたことから「新しいノートを作る」
最後は、もうこれは読んでると言っていいのかわかんないんですが、自分が書いたメモを元にして「新しいノートを作っていく」ってことをしています。
ちなみにこれをやるのは「Podcastでしゃべったあと」のこと。
人の名前だったり数字だったりみたいな教科書に出やすそうなことは「Anki」で覚えられるようにしてみたり、本を読んで出てきたフレーズから考えたことを「広げて」新しいノートを作ってみたり。
それっぽい言い方をするならば、読んだ本の中身を吸収して自分のものへと作り替えていく、みたいな感じ。
新しくノートを作ろうとするとまたわからないことが出てきて、もう1回本を見る、ということは多いです。
まとめ
やってることを簡単にまとめると、
ハイライトしながら読む
読みながら書く
書いたものについて話す
書いたものを覚えたり詳しくまとめたりする
という感じです。(話すの含めると4ステップになった)
1冊の本を読むだけでたくさんの体験が味わえて、ものすごく「知ることが楽しい」「考えることが楽しい」体験です。
「そんなんめんどくさい」みたいなことをすぐに考えてしまう自分にとっては、マジメに世界が変わる新しい体験でした。
「独学」の1つの方法としてたいへんオススメです。
ここからは、今週配信したコンテンツの振り返り。
🎙- 614.音声入力ってオフラインで使えるし「カスタマイズされる」らしいぞ
デバイス上の音声入力
デバイスを使うたびにキーボードの音声入力が向上し、徐々にカスタマイズされます。デバイス上の音声入力では、すべての処理を完全にオフラインで実行することでプライバシーを守ります。検索時の音声入力には、サーバベースの音声入力が使われます
書いてあることがこれだけなので、正直わからないことが多いんですが、「カスタマイズされます」というのは明確に書かれています。
これなら、イマイチだと感じてた人も使い込んでみる価値は出てきたかも、と思います。
614.音声入力ってオフラインで使えるし「カスタマイズされる」らしいぞ by ごりゅごcast • A podcast on Anchor
🎙- 615.Aroundってアプリが面白い感じなのでAroundで飲み会をしよう!
Around | Video calls designed for energy, ideas and action
日時:3月6日(土)21:00〜23:00
ごりゅごは飲食しながら参加します。途中でトイレや冷蔵庫などに普通に移動するので、その辺り許容できる方と一緒に楽しくお話しできたらな、と思います。
序盤に自己紹介の時間を設ける予定。
参加用URL(当日このURLを開くと参加できます)
https://meet.around.co/r/goryugocast
当日参加ありですが、可能ならば「お便りフォーム」から参加申請をしていただけると嬉しいです。
(TwitterIDなど書いておいていただけると、ごりゅごが事前にどんな人か把握でき、会話がしやすい)
615.Aroundってアプリが面白い感じなのでAroundで飲み会をしよう! by ごりゅごcast • A podcast on Anchor
210225 🎙- 616.テキストファイルを使ったMacの辞書登録は品詞の設定もできる
CSVフォーマットのファイルを拡張子.txtにして登録する、という技。テキストベースで、用途別に複数のファイルで管理できる、というのがメリットだと思います。
この分類表が大変参考になりました。
616.テキストファイルを使ったMacの辞書登録は品詞の設定もできる by ごりゅごcast • A podcast on Anchor
🎙半年間毎月キーボードを作って自作の道へ Claw44の作者@yfuku_さんに自作の魅力と設計や販売のコツを教えてもらった
Claw44という自作キーボードを制作&販売しているふく🦇 (@yfuku_)さんに、なんで自作キーボードを作ろうと思ったのか。設計、販売みたいなことはどんなふうにやってるか、といった話を伺いました。
Podcast内で「6時間」という話が出てきましたが、これはふくさんが「初めてなのにLED付きのキーボード作ってしまった時にかかった時間」らしいです。例えばはじめてハンダ付けするのがClawとかならば、もう少し時間が短かったと思う、とのことでした。
今ごりゅごの机の上はこんな感じになりました。
全然終わらない本を作るのが終わったら、次はキーボード作ろうと思います。
Claw44
https://yfuku.com/claw44/whatis/
自作キーボード設計入門(電子版) https://booth.pm/ja/items/1044084…
自作キーボードの組み立てに使っている工具 https://yfuku.com/blog/keyboard/keybord_build_tool/…
工具セット | 遊舎工房 https://yushakobo.jp/shop/a9900to/
キーボード組み立てサービス | 遊舎工房 https://yushakobo.jp/shop/assembly-service/
🎙半年でキーボード4台作って自作の道へ Claw44の作者@yfuku_さんに自作の魅力と設計や販売のコツを教えてもらった by ごりゅごcast • A podcast on Anchor
🎙【ブックカタリスト006 アフターショー】
毎週更新にするためのブックカタリストのおまけコンテンツ。
今回は、そういえば最近本はApple Booksをメインにしたぞ、ってことなどを話しました。
「マンガ持ってるとシリーズ全部が本棚に並ぶんやで」
「これだけでも漫画読みには便利でしょ」
「しかもAppleならアプリからすぐに続きが買えるよ」
意外に気が付かないApple Booksの便利なところ【ブックカタリスト006 アフターショー】 - ブックカタリスト
📨MOCというものはどうやって作ったらいいのか
ナレッジスタックという新しいニュースレターも、ある程度回数を重ねてようやく自分がやりたい形 ≒ 自分が欲しい形が見えてきた感じがします。
次回からはそんな形式で進める予定。
MOCというものはどうやって作ったらいいのか - ナレッジスタック
まとめ:ゆっくり贅沢に時間を使う、ということを楽しむ
最初に書いた読書の仕方、ともつながるようなことですが、最近は「目先の効率化」に惑わされないようとするとか、じっくり何回も本を読む、週末にゆっくり1週間を振り返る、など「意識的にいろんなことをゆっくりやる」っていうのがマイブームです。
生きていく限りお金がかかるので、お金を稼ぐということは考えないといけないことなんですが「効率化して」「たくさん稼いで」その次どうしたいのかってことを考えてみたら、せかせか生きるよりも「時間をゆっくり使うという贅沢な生き方がしたいな」って考えるようになってきました。
根っこには「効率化が好きな自分」がいて、今でも効率化というものは大好きなので、効率化に興味がなくなったわけではなくて、もう少し長い目で見た効率化、というものに目を向けられるようになった、って感じなのかな。
そんな感じで、このニュースレターだったり、iPad Workers Newsletterやブックカタリスト、ナレッジスタックなんかも、急いで消化するんじゃなくて、ゆっくりじっくりと楽しんでもらえるようなものを目指していきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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本を読むときの1回目、
> サクサク読み飛ばしたくなるような本は可能な限り
> 「選ばない」努力をし、それでも失敗した場合には
> 「読まない」という選択をするようになった
とありましたが、失敗かどうかの判断って難しそうですよね…。
(ここまで読んだしなぁ…みたいなサンクコストがあったり)
「もうやめよ!」っていう判断基準などあればお聞きしてみたい!